籐椅子について
2019-11-29
今回は籐の椅子について簡単にご説明させていただきます。
まず、籐の椅子には【手編み】と【籐シート張り】があります。
籐シート張りは、基本的には三分籠目、五分籠目、四つ目の3種類があり、
既定の形状に編んでシート状につくられたものから切り取って張る方法です。
手編み仕上げは一本一本全て手作業になり、手間と時間がとてもかかるため籐シート張りよりも金額がとても高くなります。
※手編みの価格が予算的に難しい場合は、籐シート仕様に変更することも可能です。(形状的に難しいものもございます。)
籐シート張りと手編みの違いは下の写真を参考にして頂ければと思います。
また、籐は塗装をしない方が経年劣化に強いのですが、籐自体の色が生成り色のため、多くのお客様はフレームの色に合わせて塗装を希望されることが多いです。
~弊社では籐シート張りも手編み仕上げもも両方承っているので、ぜひお気軽にご連絡ください~
下の写真は違いを分かりやすいように細部のアップ写真となります。
籐シートは5mm巾程度の溝にタッカーで打ち込み、ひも状の籐で溝を埋めます。そのため裏面は特に加工はされていませんので写真は割愛しております。
手編みの場合、写真の通り正面と背裏に編み込むようにするため、背裏にも加工の跡があります。
また、手編み場合、背裏加工の見え掛かりを籐の皮でフタをして隠してしまうこともあります。
張り替え、編み替えをご検討の際に少しでも参考になれば幸いです。